近頃、ワイドショーやニュースを見る度に、小学生のお子さんが被害者となる事件が多くとても心が痛みます。でも、それは今に始まったことではなくたまたま続いただけで、昔から、私たちが子供の頃だって既に子供が被害者になる事件は十分に多かったような気がします。大人の我が侭で、子供の人生を一生台無しにするほどの恐怖を与えてしまうなんてなんだか情けない話だなあと思います。子供の世界は大人よりもずっと狭いものだから、その分、恐怖は大人の何倍にも膨らむものなのに。。。
栃木県出身の作家、山本有三の路傍の石の中にこんな一節があります。
「たったひとりしかいない自分を、たった一度しかない一生を、 本当に生かさなかったら、人間生まれてきたかいがないじゃないか」
小学校の校長先生が卒業式にこの言葉を贈ってくれてからずっと、私はこの言葉が好きです。自分の人生を大切にするということは、それそのものが周りの人、家族や友人をも大切にすること、自分を祖末に扱うことは周りの人の人生を疎かにすることなんだと、主人公の吾一少年に諭した言葉です。
| 路傍の石 | |
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誰かの、それも子供の人生を勝手に断ってしまうことは論外ですが、犯人の方だって自分自身の人生を大切にできないのはなんて生まれてきた甲斐のない人なんだろうと思います。
京都の塾の先生に…という事件を見た友人から真夜中に電話がかかってきました。自分が子供の頃に担任の先生にいたずらされそうになったのを思い出して、もう何日も震えと吐き気がとまらないのだそうです。いい年齢の大人の女性にそれほどの恐怖を感じさせる出来事なんですよ。でも、彼女は生きて大人になることができていてつらい思いはしているけど、自分で何とかしていく可能性も持っているんです、生きているから。だから、話を聞いてあげるし、励ましてもあげられる。
亡くなられたお子さんのご冥福を心からお祈りすると共に、ご家族の方は、きっとこれからこうしてあげればよかった、どうしてこうしてあげられなかったのだろうと思われると思うんですよね。でも、辛い思いをすでになさっている上に、さらに辛くならないよう周りの方が温かく見守ってくださるといいなと思います。ご家族の方にとっても、たった一度しかない人生なのですから。


山本有三のこの一節
「たったひとりしかいない自分を、たった一度しかない一生を、本当に生かさなかったら、人間生まれてきたかいがないじゃないか」
これを探していたのでたいへん助かりました。
訳あって,娘に贈りたい一節だったので!
Posted by: TAKANARI | 12/01/2007 at 17:23
>TAKANARIさん
はじめまして。
お嬢さんに言葉の贈り物にって粋ですね。素敵な贈り物になりますように。
Posted by: shu* | 12/01/2007 at 17:40
はじめまして。名言ですよね。
ときに、こういう趣旨の言葉も確かあったような気がしますが、どうでしょうか?記憶が曖昧なので正確な文章をお教えくだされば幸いです。曰く「人間は人生という鉋で削られるようなものだ」
Posted by: 室井善次郎 | 06/06/2009 at 01:44
>室井善次郎さん
はじめまして。
全文を覚えているわけではなくいくつか記憶に残っているだけなので、ちょっとわかりません。
Posted by: shu* | 06/08/2009 at 09:45