アスキー・メディアワークス
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こどもの頃、絵を習いにいっていた画家さんが、毎日会社に行くわけでもなく何で暮らしているのか不思議だった。 おうちにいて絵を描いて、こどもとむきあって話してくれるユニークなおじさんが、時々海外や東京のギャラリーで個展をしているのは知っていたし絵本を出してるのも知ってたけど、趣味のシトロエン社コレクションやミニカーのコレクションやものすごくたくさん買い物をしてるのが不思議でならなかったのだ。
この本は、そんな子供の頃の私の素朴な疑問をシンプルでわかりやすく教えてくれたなと思う。
アーティストの人が自分自身の生計について考えるためにそのまま実践すればできるという本ではないかも知れないけど、マーケティングやPRを手がける人が商品のスタンスを考えるのにも役立つ部分が多い。そういう活かし方は、たぶんアーティストの人にとっても必要なんじゃないかな。ギャラリストという仕事が、アーティストにどう関わっていくのか、その関係性が面白いものだなあと思った。パッと目につくものではなく細く長く続けることで育てていく小山さんが考えるアートビジネスというものが根底にあり、村上隆さんと奈良美智さんの2人の考え方やスタイルの違いを例にあげながら説明してくれるのが極端に違うタイプの人だというのもあってわかりやすいなと思った。

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